倒産社長のちまちま株式投資日記

会社を倒産させてしまった社長が少ない資金で投資しながら 日々思うことを書き綴る日記

世間はきびしい でも。。。。

債権額の10分の1のお金を持って 迷惑かけた取引業者に
1件ずつ 謝りにいきました
ぼろくそ言われたり 反対に○○さん これからもがんばってな って
迷惑かけているにもかかわらず 逆に励ましてくれる業者さんもいました
本当に有難かったです


あとは 注文を頂いているお客さんをどうするかです
まだ そのときは事業を存続させるのか わからない状態だったので
少なくなっていたとはいえ 頂いた注文は 他の業者にまわして
下請けでやってもらいました
そうでないと 材料が仕入れできなかったので


私はこのまま 倒産会社整理して どこかの同業者にお客さんを
引き取ってもらって 私自身はまた証券会社の歩合外務員にでも
なろうかな って思ってたんですが。。。。
Aさんは 自己破産した人は 他人の資産関係の仕事には
すぐに就けない と言われ歩合外務員はあきらめました
(実際はどうなのかは調べてないですが)


それでAさんは うちの会社で(同業者だったので)歩合の営業社員として
やらないか ともちろん契約社員だけど との提案を受けました
(実質的には吸収合併と同じ)
当時はまだ 弟とか 昔からの取引先の社長とかも相談していたのですが 
そのことを話すと 二人とも猛烈に反対されました


二人の考えは 私が社員になってしまうと 後々 債権額の戻りが
期待できないと考えていたと思います 
(破産した後も 回収しようとしていたので)


でも そのまま 前みたいなかたちで商売を続けていく自信が
なかったしそれに一番迷惑がかかるであろう Aさんを紹介してくれた
仕入れ業者の社長さんのところから 私の受注のぶんから
仕入れをするという約束をしてくれたので そのままAさんの提案を受け入れました
(もちろん 手形は不渡りとなってその社長には迷惑をかけたことに変わりないですが)


そして Aさん(その会社では副社長でした)の会社の歩合の営業マンと
なった私はそれまでのお客さんに対して 会社は一旦 倒産となりますが
引き続き 会社の営業として注文を受けられるので 今後とも
よろしくお願いします と あいさつ回りをしました


ありがたかったですね  ほとんど いや全部といっていいほど
お客さんが ○○さんが担当するのであれば うちは今まで通り
取引させてもらうよ と言ってくれたんです
世間はきびしい でもあたたかい とその時は痛切に思いました


これで お客さんには迷惑かけないで済むようになり
A副社長がいうのには これから少しづつ 破産にむけての
準備 をしていこうと言われたのです
ここまできたら もうA副社長におまかせするしかない と
思いました