えーい！　って死ぬ気で決心して　営業に飛び出たのですが
はっきり　言って何をすればいいのか　わからない(笑)
もちろん　担当のお客さんがいるはずもなく
とりあえず　自分の担当するお客さんを新規開拓しなくてはいけません

そこで　店頭の女子社員に頼み込んで　新規のお客さんがきたら
私にまわしてもらうことにしました
店頭の女子社員とは　お店に株の売却などで来店したお客さんの
お世話をする社員のことです
なので　はっきり言ってあまり大きいな売買をするようなお客さんでは
ないのですが　新人同然の私にとっては　営業とは　どういうものかと
把握するいい機会なので　店頭女子社員にはだいぶ助けてもらいました(笑)

あとは　新規開拓のＴＥＬコール　いわゆる電話勧誘です
株主名簿をみて　（当時は個人情報保護法案なんてなかったので
住所　電話番号　きっちり記載されていました　まあ今思えばめちゃくちゃ(笑)）

片っぱしから電話　社長さんおられますか？　○○証券の○○と申します　って
言ったとたん　株屋には用はない！　ガッチャン！　とたいてい切られます(笑)

初めは　そういうふうに断られるのが嫌で　電話するのも嫌々やっていたのですが
だんだん　断られてもなんともなくなって　平気になっていきました(笑)
野球部で鍛えられた根性みたいなのとはまた違う　度胸みたいなものが
この新規開ＴＥＬコールで培われましたね(笑)

だいたい１日　１００件　そのうち社長さんが電話に出てくれるのが　１件か２件
そして　直接会って挨拶できるのが　また電話に出てくれた合計１００件のうちの
１件か２件　それぐらいの確率でお客さんを開拓していきます　
そうやって　自分のお客さんを作っていったのです
その頃に取引してくれた社長さんで　約３５年経った今でも商売のお付き合いを
してくれているひともいます
本当にありがたいことです