倒産社長のちまちま株式投資日記

会社を倒産させてしまった社長が少ない資金で投資しながら 日々思うことを書き綴る日記

工場を手放す

弁護士先生に預けて 副社長の会社で契約社員として営業をしながら
今までの工場はそのまま 元の従業員と機械を使用してました


もちろん 工場も機械ももちろん自宅も最終的には手放さなくては
ならないのですが いきなり ハイ 工場立ち入り禁止とか 機械を使ってはだめ
とはならなかったので それまでの間 お客さんからの注文は工場で
生産していました


でも 自己破産するということは 資産を持っていてはだめですし
(銀行口座も作れなかった)
それに当たり前ですけど 工場の土地も銀行の抵当物件で競売対象だったので
いつかは出ていかなければならない


そしてその工場で仕事しながらも 競売の準備の書類が届き
ちょっと忘れてしまったけど たしか銀行とか裁判所とかから
書類が来たような。。。


それで いよいよ競売の入札の参加者を募る段階で
取引先の社長が競売に参加して もし落とせるなら
○○さんに貸して そのままこの工場で元の社員と生産しようか という
提案があり後日 競売手続きに参加してくれました


で 結果はというと 残念ながら約70万円ほどの差で落とすことができず
工場は手放すこととなりました
工場内の機械は ほとんど二束三文で処分 金額は忘れたけど
あまりに低い金額の機械や備品はこちらで処分してもいいと
聞いたので そのようにしました


3000万円ほどで購入した機械も びっくりするような金額で
中古業者に引き取ってもらいました
必死の思いで設備投資で買った機械も その当時でさえ型遅れになっていて
古くて使えづらくなっていました
今思えば 購入したときに 将来 そのようになるという判断の甘さを痛感!
ほんま 考えが甘かった
(この翌年 この機械を作ったメーカーも倒産)


結局 工場を手放したときは このあとどうしようと不安になったんだけど
今となっては 営業に専念できる分 その方がよかったと思っています