倒産社長のちまちま株式投資日記

会社を倒産させてしまった社長が少ない資金で投資しながら 日々思うことを書き綴る日記

学校に来なくていいと言われた選手

先週 何気に本棚を見たら 昔の写真が出て来て 私と今や有名人になった
野球部監督とのツーショットの写真が出てきた
私が43歳ぐらいかな 監督が23歳ぐらい うちで働いていた時の頃の写真
二人とも若い!  男前!(笑)


監督にこの写真を送って この写真の頃若い時を思い出して甲子園でも
大暴れしてくれ~ って送った(笑)





私がその子に声をかけると はあ~ おまえどこのおっさんや  てな目で
私を睨みました(笑)


元従業員監督が初代監督として迎えられた学校は 偏差値が県内最低のレベル
なので 家庭環境があまり良くなく  っていうか崩壊寸前もしくは
親なのに親ではない 家庭の子供が多かった


その私を睨んだ K はけっこうな不良でして 中学校の先生に
もう おまえ学校に来なくていいから と言われたそうな
言われたKは卒業したら その先生をぶっ飛ばすつもりでいたそうです(笑)


そこそこ野球ができたので うちに入部したのですが タバコで謹慎
そして退部 なぜか戻ってきて再入部 そしてタバコでまた謹慎 退部
ところが 私が練習を見学に行くと またいるではないですか(笑)
またまた再々入部 
その時に監督に こりゃこの子最後まで面倒見なあかんのとちゃう? って言った(笑)


それからはタバコを止めさすために 監督の知人の家に1ヶ月ほど預かってもらい
(自宅だと 兄弟皆吸っているから止められない (笑))
生活をちゃんとするように指導
その後は 卒業するまで学校生活は問題なく?過ごしたみたい


Kが三年生で迎えた夏の大会県予選 それまで1勝もしていなかった野球部が
初戦優勝候補を破って 夏初勝利を挙げると2回戦のこれまた優勝候補のN高校と
追いつ追われつの壮絶な打ち合い まあ負けたのですが
創部3年目でこれだけの試合ができたことで この野球部の存在感を示せたのでは
と思いました
 



その試合が終わって 球場を出て保護者の前で 3年生二人が感謝の挨拶
(同期はみんな辞めて 二人しか残らなかった)
そこで Kは
僕は ○○先生がいなかったらダメな人間になっていたと思います
本当に有難うございました とみんなの前で言ったのです


私はそれを見て Kが あのKがここまで言う人間に育ったんや と感激して
応援のための持っていたバスタオルを顔に当てて号泣!(笑)




Kの話しはまだ続きがあって あれだけ素行の悪かった子供が
高校卒業後 入社した企業で黙々と勤務 結婚して今や二人の父親に
私がそれがうれしくて 去年コロナが収まった頃に監督と一緒に
最後まで残った3年生 KとMを食事に招待した
(Mも同じ会社で黙々と勤務)
監督とみんなで撮った写真 以前の私を睨んだ顔ではなく 本当にやさしい顔に
なっていた


今回センバツにこの野球部が出場するけど 私は甲子園に出場するよりも
こういうことを野球を通じて学ぶのが本来の高校野球だと思っている