倒産社長のちまちま株式投資日記

会社を倒産させてしまった社長が少ない資金で投資しながら 日々思うことを書き綴る日記

財政ファイナンス

いつも私が他人のブログを読んでいるブログで ぶんぶんさんって方がいて
毎日楽しみに読んでいるのだけれど
(ぶんぶんさんも私のブログを読んでくださってます ありがとうございます)


そのぶんぶんさんのブログ記事で 先日日本の貿易赤字のことが書かれていて
この8月 資源高円安で過去最大の貿易赤字になったことが書かれていました
その額2兆8173億円  東日本大震災のあと 2014年1月の貿易赤字を
上回ったとのニュースを載せていた


私は以前 このブログで この東日本大震災の後 別にアベノミクスで
円安誘導しなくても この大震災原発事故の影響で火力発電の燃料輸入が多くなり
貿易収支が悪くなるから 円安誘導しなくても勝手に円安になっていたはずだと
記事に書いた




以前から 私はしつこいぐらい 今の日銀総裁の政策はダメだと言っている
日銀の今の国債保有率は 全国債発行の49.6%になったらしい
約半分が日銀が持っている  額にして528兆円
黒田さんが総裁になる前の保有率は11% 91兆円
私からすると もうめちゃくちゃや


あまりに保有しすぎているから 金利を上げられない
金利を上げると 銀行から買った国債分 それが日銀の当座預金に入っているから
金利が上がると 各銀行に金利を払わなくてはいけなくなる
数パーセント上がっただけで 日銀は債務超過になる
だからこれだけ円安になっているのに 金利を上げられない
金利を上げないように防止するために どんどん長期国債を買っている


今 日銀がやっていることは 財政ファイナンス以外 何物でもない
国(政府)が国債等を発行して それを中央銀行が直接引き受ける
そのことを財政ファイナンスといい これをやると無尽蔵にお金ができる
ってことになり 政府の財政節度を狂わせる
これは日本の法律で禁止されているのだけど でも今の総裁黒田さんは政策上必要だと
して 財政ファイナンスではないと否定している



クルマを購入する   販売店に行ってこの車を買いますと言って
その場で紙に100万円と書いて渡したとしたら
誰もその100万円は信じないです  だってただの紙切れですから


財政ファイナンスというのはそういうことです
アベノミクス日銀政策はこれをやっているのと同じだと私は思っています


でも 私がいちばんダメと思うのは この総裁の黒田さんが政府の言いなりに
なっていることなんですよ
中央銀行は政府から独立していなければいけない
だから 何と言われようと利上げを実行しているアメリカFRBはまともな組織だと
思っています


相場的に考えるのは これだけ利上げをすると 逆に不景気になった時
インフレが収まってきたとき FRBは利下げできるんですよ
不景気の株高になる可能性があると


日銀はそれさえもできない  ということです ┐(´д`)┌ヤレヤレ