倒産社長のちまちま株式投資日記

会社を倒産させてしまった社長が少ない資金で投資しながら 日々思うことを書き綴る日記

倒産しないためのいちばん大事な数字 その2

東芝が上場廃止  日本製鉄がアメリカのUSスチールを買収
私が株式市場の場立ちをしていた頃では考えられないことが起きていますね。。。






損益分岐点が上がると それ以上に売り上げを増やさなくてはいけない
ということは 営業がんばらなくては って 思います


営業頑張るということは 新規開拓をしなければ って思います
会社の資金繰りに余裕があればいいですが このような状態になると
たいてい資金繰りが苦しくなっている  
資金繰りが苦しいから 新規開拓をしなければ。。。。  って思うのです


新規開拓  運よく新しい取引先を紹介してもらって でもいちばん最初は
見積りをして と言われます
資金繰りが厳しいから どうしても注文が欲しい  つまり見積りを安くします
安請け合い  薄利多売   ってなります


余裕があれば もう注文来なくてもいい ぐらいの気持ちなので
お客さんにならなくてもいいや   って思いながら利益を伴った
見積金額を出します  
でも 資金繰りが厳しくなると 売り上げが欲しいために薄利の見積り
いや 採算度外視の見積りをしてしまいます   悪循環です


もうひとつ その紹介してもらった取引先や 開拓しようとしている取引先が
本当にいい会社なのか  つまりちゃんと支払ってくれる会社なのか ってこと
支払いが締め日の翌月に支払ってくれるか ってことです
支払ってくれても 半金半手  つまり半分は手形で支払い 


私も倒産する前はお客さんの質が悪くなっていました
手形の取引き先が増えて その手形の支払いも支払日に用意してくれてなかったり
その社長の自宅に追い込みかけたこともありました
こっちも必死ですからね


会社経営って私の場合 倒産する前の経営状態は本当に今から思えばひどかった
で 会社経営が苦しくなる なった 根本はいちばん大事な数字 固定費に
なるということです
固定費が上がらないようにする  それを常に気を付けていれば
はっきり言って こんな腐った手形取引の会社にまで取引してしまうことはなかった



ちなみに今一人で商売をしている私の月の固定費はたったの25万円です
倒産する前の十分の一ぐらいかな
再出発するとき 絶対に人は雇わない  無理な注文はとらない
大量注文もとらない   そしてできる限り固定費を安くすると


経営の指標のひとつに 労働生産性を上げるとか なんか知らんけど
いろんな指標があると思いますが そんなのは関係ないです(笑)
いちばん大事なのは 固定費 そして損益分岐点  この二つだけです


それを肝に銘じて経営をしています


あっ  そう言えば この固定費の増額に気を付ける って一般家庭も一緒です(笑)