倒産社長のちまちま株式投資日記

会社を倒産させてしまった社長が少ない資金で投資しながら 日々思うことを書き綴る日記

先物 オプション取引  その2

やい! 森法相 口頭決済なんて組織としてあり得やんぞ!
ここへきて この安倍政権はほんまめちゃくちゃになってるわ(怒)


ということで 



以前にOP取引のことを書いてからだいぶ経つんだけど
どうしたらうまく説明できるのか はっきり言ってわからんように
なってしまって そのままになってました(笑)
で 昨日の寄り付きの動きが すごくわかりやすいと思ったので書きます 


要は OPとは恐怖心を売り買いするということなんです って
やっぱりわからんと思いますが(笑)
先物が動き出して 例えば少しづつ下げているときは プット(相場が下がったら
価格が上昇する)のプレミアム(価格)が動かないですが ある一定のところに
なると 動き出します
その ある一定のところというのは 相場を張っている投資家の心理です


例えば 相場が下がりだしたとき めちゃくちゃ離れている権利行使価格の
プット  今の相場で言えば13000円とかのプットとか
(価格が1円とか2円とかです こういうのを屑プットと言います)
相場が下がりだして 20000円を割るとかになれば 少しづつ
価格が上昇するかもしれません  ほんまに心理状態をあらわして居ます


昨日の寄り付き  NY市場が暴落して投資家心理は真っ青 恐怖心の塊です
新型肺炎の先行きが見えないために余計です


プットを裸売り(OPだけ売っていること 先物とヘッジをしていない)を
している人は 怖くていくらでもいいから買い戻ししようとします
ということは ボラティリティが上昇して 先物の動きよりもOPの方が
ボラが高くなります  ここなんです


このボラティリティのさやを抜いて利益を得ようとするのが本来のOP取引なんです
わかりにくいですが(笑)
昨日の寄り付きで ミニ先物1枚売り 21875円の権利のプット1枚売り
寄り付きの先物価格は22310円 プットは35万円 (ちなみに金曜日の引け値は
11万円 )
大引け買い戻し 先物は22670円 36000円の損 プットの引け値は23万円
プラス12万円  トータル84000円の利益
昨日の寄り付きは ボラティリティが上昇 特にプットオプションのボラが上昇して
いたので 先物とプットのボラティリティの差が出たので このような利益が出るのです
(実際 機関投資家とかは金融工学の計算のもとで売買をしているので
これはあくまでも例えとしての売買です ほんま実際はもっとややこしい)


普段は先物が動いても 権利の離れたプットの価格はほとんど動かないですけど
昨日みたいな心理状態になると今度は必要以上に動きます
OP取引の一番怖いところは 売り玉を買い戻ししようとしても 売り玉が
板にないということです 
株式市場みたいに簡単に買い戻しなんてできなくなります
この必要以上に動いたとき つまりボラティリティの差 これを抜くのがOP取引の
本質だと思います


OPの組み合わせ スプレッド取引というのもありますが 本質はボラティリティの
さやを抜く というのが本当だと思っております


なので 相場からめちゃくちゃ離れているからと言って 今だったら15000円の
プットオプションを裸売りなんて 絶対にしてはダメです
OP取引に相場観とか関係ないです 株式市場の取引とはまた別物 別世界のものです


このオプション取引で大幅損失となり証券会社と裁判になった投資家はいくらでも
いますし
実際 ブラックショールズモデルという金融工学でノーベル経済学賞を受賞した
マイロン・ショールズが在籍した巨大ヘッジファンドも破綻してます
証券会社の人間も実際 OP取引のことはわかってないのです
OP取引の売りは 100回やって99勝できる でも1敗で破産する という
代物です


時々 このOP取引のブログで儲かった 簡単やみたいなブログを見かけますが
こういう人たちはOP取引の本当の怖さを知らないと思います。。。


って ここまで書いてきたけど たぶん今日の記事はほとんどの人がわからないと
思います(笑)