倒産社長のちまちま株式投資日記

会社を倒産させてしまった社長が少ない資金で投資しながら 日々思うことを書き綴る日記

倒産しないためのいちばん大事な数字 その1


先日のブログ記事で 未入金でこの会社大丈夫か?  てなことを
書きましたが
今 世の中の中小企業はほんと苦しいらしいです


私のところはおかげさまでなんとか商売として成り立っていますが
でも この先どうなるかわかりません
で 倒産しないためのいちばん気をつけなければいけないことはなにか


それは 固定費   損益分岐点
この二つの数字  これをいかに低くするか
これがいちばん大事なんですよね  恥ずかしながら倒産してからわかったのですが


ほんまバカでした この固定費を常に気を付けていなければいけないのに
倒産する前 以前の会社では全然気にもしなかった
営業して どんどん注文を取りさえすればいい って思っていました
売り上げを伸ばせばいいと思っていました



よくテレビで 年商何億とか経営者が紹介されていて みんながすごーいとか
言っているのをよく見かけるけど   年商とか全然関係ないです


大事なのは粗利 つまりどれだけ儲けているか
こんなわかりきったこと  って思われがちですが 世の中小企業経営者で
わかっている人 ほとんどいないです(笑)
こんなこと言っている私もわかっていませんでした


そしてその儲けた利益 それをどうするかが大切で
私の場合 儲かっているからと どんどん使ってしまった
人を雇って そして設備投資をして。。。。
そんなことしてたら 手元のお金がなくなるばかり そして固定費が増大


人を雇うと  人件費や社会保険料 いやまだまだあります
クルマで通勤されたら駐車場を用意しなくてはいけなくなるので 駐車場代も
かかります
営業車も要ります そのクルマの保険もいってきます   全部 固定費です


設備投資  自己資金で買えないから銀行からの借り入れ そして毎月の返済
これも固定費
まだまだあるけど この固定費が上がることによって 損益分岐点が
上がります


損益分岐点とは 売り上げと費用が一致するところ 金額です
売り上げの方が大きくなると黒字 費用の方が大きいと赤字です
固定費があがると損益分岐点も上がります


損益分岐点がどこにあるのか 経営者は常に把握していなければいけません
損益分岐点以上の売り上げが毎月絶対になければいけない
倒産前の私はそんな当たり前のことも知らずに商売をしていました


なので 毎月どれぐらいの売り上げがいるのかわかっていなかったのです
ほんまバカでした
試算表すら作っていなかったのです   倒産するのは当たり前です