近畿大会　１位高で出場するも１回戦で敗戦となり　甲子園出場はむつかしく
なりました
ただ　うちは公立校で何十年も甲子園出場していないので　２１世紀枠で
ひょっとしたら選ばれるかもしれないという希望はありました

でも２１世紀枠で選ばれるというのも簡単ではなく　地方大会の成績
そして学校の品　って言ったらいいのかわからないけど（笑）
いろんなことが加味されて　とりあえず県代表に選出されなくてはいけません
県選出となっても　今度は近畿の代表にならなくてはいけないのです

ネットの高校野球ファンは２１世紀枠なんて実力でもない学校が甲子園に
出場できるって　甘やかしているみたいなコメントがたまに見られますが
２１世紀枠出場も　世間が思っているほど甘くはないのです

でも　その年は母校が県代表に選ばれ　そして近畿代表にも選ばれたので
これはひょっとして　というより　かなり選出されるのは間違いないのでは
と思えるようになってました

そして　センバツ選考発表の日　私は仕事も手に付かない状態で　ネットを
見ながら　結果を待ちました
顧客のところに行った後　出てきてクルマに乗った時に電話がかかってきました
同期のＮからでした　　２１世紀枠で選出されへんかった　と
私は　がっくり！　絶対に選ばれると思っていただけにショックでした

そして　クルマを走らせて次のお客さんのところに向かっているときにまた
Ｎから電話が入り　○○選ばれた　センバツ出場や！　と　
なんと　２１世紀枠ではなく通常の選出で出場が決まったのでした
後から聞くと　選出委員の方が　県決勝で当時最強と言われたＣ学園を破ったのを
高く評価してくれたとのこと　　　ありがたかったですねえ
って　私は半分おまけみたいには感じましたが（笑）

私は　すぐにＹ監督に電話　しかし全然つながらず　話しが出来たのは夕方かな
出場が決まった後　ものすごい件数の電話がかかってきて　何もできなかったそうです

センバツは７０年ぶり　夏の大会含めても約５０年ぶりに甲子園出場
甲子園出場が決まった時は　号外が出ました（笑）
私は　出場決定となってから　監督以外にもう一人　大阪の２期生ＯＢのＹさんに
電話を入れて甲子園出場を報告しました
Ｙさんは　こりゃ県外のみんなに連絡せなあかんと言ってすごく喜んでくれました
Ｙさんはその後とんでもない額の寄付を学校にすることに

出場が決まって　後日グラウンドに行くとすごい数の報道陣　それに全然知らない
見たこともないＯＢと思われる方がどっさり来ていて　そして新聞記者に取材を受けて
いました

私は良くも悪くも甲子園出場というのは本当にものすごい事なんやな　と
後々知ることになりました