倒産社長のちまちま株式投資日記

会社を倒産させてしまった社長が少ない資金で投資しながら 日々思うことを書き綴る日記

大手証券を信じない理由 

営業に出て 1年ほど経ったころから 本格的にノルマが課されます
最初はほんと少しの金額ですけど でも毎日課されます
まあ ほとんど ゼロの日が続くんですけど(笑)


私の場合 まだ23~4歳ぐらいだったので ゼロでも許されるのですけど
これが 30歳ぐらいで営業に出た人だと営業部長や次長からぼろくそ言われます
ほんま ボロクソです 人格の否定みたいな 強烈 今でいうパワハラです
そういや 電話投げつけられてた人もいたな。。。。


残業申請も 数字ができていないと残業手当が出なかったり
今だったら 訴えられる(笑)
だから 営業に出るのは早くしないと って思ったのです


新人の頃は 営業の内容は比較的自由なんですが
自由というのは 何を売ってきてもOK 手数料が入りさえすれば
OKなんですが これがそこそこ年数が経つと 指数割の
ノルマが与えられます ていうか参加させられます(笑)


指数割というのは たとえば法人客 ○○生命みたいなところ
機関投資家って 言います
これが ある銘柄を100万株売りたいとしましょう
そうすると 市場にいきなり100万株を売り注文をだすと
暴落してしまいます
なので 個人営業部門で100万株の買い注文を出すわけです
そして 100万株売り買いをする これをクロスと言います
なので 市場には影響なし


この個人営業の買い向かう100万株 がどこから出てきたかというと。。。。
私がいた会社は 全国に約100店舗ほどあったので 100万株を
100で割ります
すると 単純に1支店でノルマが1万株です  これが指数割
この指数割のノルマを消しこみと言って 夕方営業マンが外から帰って来てから
各顧客に電話して買い注文を取っていきます


そして1000株(当時は1000株単位だった)ずつ注文を取ると
ボードに書かれた数字を消しこんでいくのです 
10000→9000→8000みたいに
通常の株のノルマとは別です これらの約100万株の注文をその
機関投資家の売り注文にあわせてクロスを振る(成立させること)んです


だから営業マンは 自分が好きな 儲かるんじゃないか って思う株より
この指数割の銘柄を顧客に推奨しなくてはならないんです
当然 お客さんからしたら なぜこの株 急にこの銘柄なんか薦めて
くるんやろ  って思います 
なので この指数割のノルマの銘柄の買い注文を取るのは至難の業


通常の株売買のノルマでさえ必死なのに それとは別にこのような
法人客の買い向かいの玉(株数のこと)を作らなあかん
法人部のしりぬぐいを個人営業でさせられているようなもんです
現在はリテール営業を重視する て言ってもほんとかな? って
思ってしまう
法人部がある証券会社はどうしても そのようになってしまうのでは?
なので 今でも大手証券は信じられないのです


何を売ってもOK 手数料を稼いでくれたらノルマ達成 みたいな会社
だったら 今でも証券会社の営業マンだったかもしれません。。。