倒産社長のちまちま株式投資日記

会社を倒産させてしまった社長が少ない資金で投資しながら 日々思うことを書き綴る日記

奥さんの病気の原因 5 こころの医療センター②

こころの医療センターに再度入院した奥さんの様子を
見るために 1週間に1回は会いに行っていたのですが
(約40キロほど 離れていたため)
2回目の入院から 特に症状が悪くなり というか
鬱病じゃないんじゃないか って私自身 これはおかしい と
思うようになり 担当医師に聞いてみました


すると 担当医師は これは鬱病ではなく統合失調症の症状
だから 退院しても 何をするかわからない病気だと言われ
その症状を緩和する薬を処方してます と


1回目の退院のときも 家で飲んだ薬は 1回で3~4種類
1日で12~15錠ぐらいは服用していたと思います
はっきり言って こんなに薬を飲んで大丈夫なんか と思いつつ
それでも 私としては その医師の言うことが正しいと思い
薬を飲み忘れないように 目印をつけて飲ませていました


1ヶ月に1回は 2泊3日ぐらいで 自宅に帰らせていたのですが
その頃から 副作用で異常に水を飲むようになっていきました
病院に帰る時も 自動販売機で水やジュースを何本も買って
行きたくないと泣きながら言う奥さんを なんとかなだめて病院に
帰らせたりしてました


最先端の病院に入院しているのに なんでこんなになっていくのか
わからず 私にとって この頃がいちばん苦しかったです
週に一度  鍵がかかっている病棟に入って面接するのですが
会話らしい会話にならず そして帰り 病棟の階段を下りながら
毎回 溜息 そして涙が出そうに


年末に 正月は子供たちも帰ってくるので 自宅で過ごさせてほしいと 
先生にお願いして4泊5日で 帰ることに 奥さんはめちゃくちゃ喜びました
自宅に帰ってから 次男にお母さんを見といてな と言って
私はおばあちゃんの家に帰ってきていた 娘を迎えに行き 自宅に戻ったのですが
奥さんがいなくなっていて 次男に聞くと 知らぬ間に出ていった と


しまった と思いました
次男には お母さんの病気の症状ははっきり言ってなかったので 
次男もそこまで深刻な病気とは思わず お母さんを見ていなかったのです


携帯ももちろん持たずに出て行っているので 連絡がとれず
心配しているところに 3時間ほどしてから 電話がかかってきたのです
警察署のものですが 奥さんを預かっている という電話でした


すぐわかりました 万引きをして捕まったということを
以前にも 万引きしたことがあったので 
私と娘 次男と 3人で警察署に迎えに行きました


娘も次男も 母親の姿を見て なんで こんなことしたん! と 号泣
警察は今回は念書でいいから と言われ 罪にはならなかったのですが
病院に電話すると すぐに連れて帰ってきて と言われ
そのまま クルマで病院に向かいました


その病院に行くクルマの中で 奥さんは お父さん 正月は自宅で過ごすと
言ってましたよね 約束しましたよね なんで病院にいかなくてはあかんの と
泣きながら ずーっと病院に着くまで何回も言いました
同乗していた娘は泣きながら 私と一緒になだめて 病院に連れて帰りました


自宅に帰ってから 次男と娘は友達の家に泊まってくると言って 出ていきました
自宅で ひとりで 布団にいると せっかく正月はみんなで楽しく
過ごせると 奥さんもあんなに喜んでいたのに 結局自宅にいたのは
1時間ほど  なぜあの時ちゃんと奥さんを見ていてあげられなかったのか
そうしてたら みんなで正月を家族団らん過ごせたのに と自分を責め
私は布団にくるまって号泣しました