元社員監督の現在の野球部　少子化の中にあっても公立高校ながら部員は多く
新チームになっても約５０人近くいる
なので　レギュラーになるのはかなり頑張らないと厳しい
っていうか　ベンチ入りすらよほど監督にアピールしないと難しい

Mちゃんは発達障害的なところがあって　少しコミュニケーションをとるのが苦手
野球もその状況に応じたプレーというのができない
なので試合に出るのはB戦のもっぱら代打要員

でも声だけはデカい　　体もデカいけど声もデカい（笑）　練習試合は延々と
声を出して仲間を鼓舞する　声　それも大きな声を出しっぱなし（笑）
いいですねえ　大好きです　私はそういう選手子供が大好き（笑）

ある高校の父兄から聞いた
夏の大会前　その高校も部員が多く３年生でもベンチ入りができない選手がいる
ある時　ベンチ入りできなかった選手が練習試合でベンチの外から　仲間に
大きな声で声援を送っていたそうだ
その選手にとってできることはそれぐらいしかないと思ったからこそ　その行動を
したんだと思う

ところが　あろうことか監督はその選手　子供に向かって黙れ！　と言ったそうだ
その話をしてくれた取引先の奥さんは　ほんまかわいそう
私に向かって　○○さんどう思います　　私はくやしい　監督は子供の気持ちなんか
わかっていない　と言った

全くその通り　　私だったら試合が終わり次第　絶対に抗議する
おまえ　子供の気持ちわからんのか！　声だけでも出してチームに貢献したい　って
思っている子供の気持ちがわからんのか！って
黙れと言われた子供　どんな気持ちで監督の言葉を聞いたのだろうか

その高校は私が現役のころ　選抜ベスト４まで進出した学校
それが今では初戦を勝つのにも四苦八苦する弱小校に　そら弱くなりますわ

で　そのデカい声で声援を送りまくるMちゃん　
ちなみに　私を含めMちゃんは監督以下先生　コーチ陣もみんなMちゃんって
呼びます　　　名前を呼び捨てできない　なにかを彼は持っているのです（笑）
他の選手は全員呼び捨てです

それで私は練習試合が終わった後　Mちゃんを呼び出し　その声いいよー！　と
Mちゃん　これからも大きな声でベンチからひしりまくれ（大声を出すということ）
その声でチームに貢献するんや　　声でベンチ入り目出せ！　と伝えた

先日　グラウンドに行って部長が見せてくれたベンチ入りメンバーに
Mちゃんも登録されていました　　　
よかったなMちゃん　　明日から始まる予選でも大きな声　出しまくってください
がんばれー！（笑）